主体的に人生を生きる
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    運命はどの位コントロールできるのか?

     

    自己解決型の人が生産的な人生を送れる可能性が高いことを示す理由の一つに

     

    『楽しみを先送りする能力』がある事があげられます。

     

    有名な『マシュマロ実験』と言う4歳児を対象にした研究があります。

     

    マシュマロが皿に置かれており、実験者は「暫く経ったら戻って来るから、

     

    それまでマシュマロを食べる事を我慢したら、もう一つあげる。食べてしまったら

     

    それ以上あげません。」と伝えます。

     

    何人かは実験者が出て行った後直ぐにマシュマロにかぶりつきます。

     

    躊躇しつつ結局食べてしまう子もいます。

     

    実験者が戻るまで待ち、2つのマシュマロを手に入れる子もいます。

     

    数年後に子供達がどのような人生を送っているかの追跡調査し、誘惑に抗い2個目の

     

    マシュマロを手にした子供らは好成績を収めていたのです。

     

     

    今度は騒音ストレスの実験の話です。被験者は実験室で簡単な事務作業を行いますが、

     

    その際装着したヘッドフォンから爆音が不定期に聞こえてくるようになっています。

     

    作業を終えると、被験者は他の被験者と一緒に、別の作業をするように指示されます。

     

    他の被験者には、爆音を聞かされずに作業をした被験者と、爆音のタイミングを事前に

     

    知らされていた被験者が居ます。初めは爆音が聞こえてくる事で、

     

    被験者の自律神経系の覚醒レベルは増加します。

     

    しかし、短時間でノイズに適応し、覚醒レベルの正常に戻りました。

     

    ところが、後続のタスク時に、ノイズに適応してエネルギーを消耗した事による

     

    マイナスの影響が見られました。爆音を不定期に聞かされたグループには、

     

    爆音を不定期に聞かされなかったグループと比較してミスが多く、苛立ちや敵意を

     

    露にする傾向が見られました。では被験者が「爆音をコントロールできる」という感覚を

     

    持っているとどうなるのか。

     

    爆音タイミングを知る被験者は、ランダムに爆音を聞かされた被験者よりも

     

    短時間で適応できました。これは一種の「コントロール感」の機能だと考えられます。

     

    コントロール感を得た被験者群には対象群に比べて明らかにストレスが減りました。

     

    ノイズに身体的に適応し、正常時の覚醒レベルに戻るのが速く、

     

    苛立ちや敵意を表す事も少なかったのです。

    posted by: mitsue | 心理学 | 00:00 | - | - |